剪除法の経過観察日記と独り言

わきがで悲しい思いを過去にした人が遂に剪除法を受けて現在、痕ケア中。ほぼ自己満足の経過観察日記。誰かの役に立てば良いとは思いつつも、ほぼ自分のための備忘録。

剪除法の手術を受けた日

剪除法の手術を受けた。手術当日から皮膚が美容的に見ても気にならない程度になるまでの経過を記録しようと思う。


さて、手術は保険適用されるということで剪除法を選んだ私の手術当日について書く。


術前には血液検査に1回行ったのみで、当日は受付してわりとそのまますぐに手術が始まった。


事前に風呂に入ることができないと聞いていたので、家を出る直前のお昼間にゆっくり長風呂して完全すっぴんで病院へ。もちろんマスク、メガネですっぴんを隠したつもり笑


さて、病院に着いた。受付後はすぐ案内される。ここでもまだ緊張しない私。


まず下着等は汚れるので上半身の衣類のみ全て脱衣し、小学生の時にプールの授業で使っていたようなワンピースタイプのタオルを着衣する。


出血するのでペットシーツのようなものの上に脇が来るように手術台の上に仰向けになる。そして薄い毛布をかけてもらい、目元はアイマスクを着用。


完全にまな板の上の魚…の気持ちで、この時点でようやく緊張し始めた。いつも緊張するのがどんな物事でも始まる本当に本当に直前という損なのか得なのかよく分からない性格だわ笑


しかしそんな緊張をほぐしたのは、部分麻酔の注射よ。何回刺すのだろうというぐらい満遍なく容赦なく注射された。本当に本当にこれが一番痛かった…。


麻酔が効くと先生は脇のシワに沿って切開し、スピーディに手術が進んでいった。服の袖を引っ張られている感じで、痛みはなく見えていないので想像でしか作業の進捗は確認できない。というか知りたくない笑


ただひたすら怖いのは出血量が多い箇所を手術しているので、ひたすら脇から血が垂れるのを感じること。痛くはないのに血が脇をずっと伝って垂れていくのがこんなに怖いとは想定外だった…。


事前の説明通り、1時間程度で終わり、点滴をやって帰宅。点滴を2回も失敗されて悲しみの中、帰路につき、ようやくホッとした。とにかくも手術は終わったのだ、と思っていたがその夜が地獄であったのだ…笑


麻酔の注射が痛い、と思っていたが麻酔が切れると死ぬほど脇が痛かった!例えるならば、生け花で使われる剣山を脇にブスッと針が見えなくなるまで深く刺したままの状態を想像してもらえると、分かりやすいかと思う。


痛み止めが処方されなかったので、事前に剪除法のブログを読み漁り、「ロキソニン」を処方されたという話を知っていたので、自宅にあったロキソニンを飲んだ。


ただ、それでも痛みが半分にもならず。痛くて殆ど眠ることはできず、4〜5回は夜中に起きた。19時ぐらいからベッドに寝転がっていたが、本当に眠れず、麻酔が切れる前は「TV番組ぐらいなら寝転がって見ていられるかなー」と思っていた自分が甘かったことを痛感!


しかし肩から脇から完全に固定されて、いわゆる「アメフト選手状態」であったため、ベッドに寝転がっている状態から起き上がることも一苦労。


本気で起き上がれないわよ。


まず仰向けの状態で寝転がったまま、上半身の位置は動かさず、腰から下をベッドの真ん中から縁に回転するように動かして、45度回転。


それから腰から下をズリズリとベッドの外側に移動させ、お尻を床につけて、そこからようやく上半身を起こす。背中をベッドサイドにつける態勢でお尻を床につけた状態から、立ち上がるという…。


私の文章力で一切伝わらないと思うが、とにかくベッドからも起き上がれません!これ、床に布団敷いて寝てたらどうやって起きるんだろう…。反動つけて起き上がるのは絶対に無理だろ!と思うんですが…どうなんでしょうね。


とにかく固定が外れるまでは、ツタンカーメンの気持ちになるヨ!


脇を動かせず、寝返りを打つこともできず、ただひたすら気をつけの姿勢で寝転がる私…。寝返りをうてないから、びっくりするぐらい首と肩が凝る日々がこの日から始まったのです…辛すぎる。


そんな感じで手術当日は終了!振り返ると事前にたくさんいろんな方の体験ブログを読んで勉強しておいてよかった…。


手術直後の包帯をつけた様子は、これから手術を受けようとする方には申し訳ないのだが一切写真を撮らなかったのでありません。


これからは抜糸するまでの経過を文章で、抜糸後の皮膚の再生の様子を文章と写真で上げていく予定です。


悩む方の手術を受ける受けないの判断基準の一つとして、お役に立てれば幸いです。


以上。